zero(ゼロ)作動弁 (全種類共通事項)

冬期氷点下を記録する地域や時に氷点下となる地域の給水管や給水使用機器等において、これまでのように管内の水を抜いたり、加熱保温をするなどの作業を必要としません。
常に給水を止めることなく、管や機器内に滞留する凍結寸前の水を自動的に管外に排水させ、凍結による閉塞や破損事故を未然に防ぐ事を目的とした凍結防止用自動弁です。
感熱体エレメントを一切使用していないため、開弁時の凍結温度に達していない水の放出を抑え、常に気象変化(外気温度)に適応した排水量を約束する自力式省エネ・省力化製品です。
製品種類

AF03型
AF10型をベースに小型化したもの。詳細はこちら

AF10型
基本型。詳細はこちら
技術資料
本ウェブサイトに掲載されている内容の詳細を記してあります。
作動原理
弁の基本開閉動作
| 動作 | 過程 | 現象 |
| 開弁 (排水) |
外気温度の低下 | 動作室内の水から氷への体積変化(凝固)を利用 |
| 閉弁 (止水) |
排水の通過 | 動作室内の氷から水への体積変化(融解)と水圧力を利用 |

STEP1
zero作動弁の動作室に流入通路を介して給水管より水を充満させます。この時弁は水圧力及びリターンスプリング力により閉弁しています。(図-1)
STEP2
外気温度が降下し氷点下になると、給水管よりも速く動作室の水が氷結を始め(その降下速度比は約4倍)、水から氷への体積変化力で閉弁力に打ち勝って開弁(排水)を始めます。
STEP3
排水過程で埋設給水管内のやや温かい水がzero作動弁の内部を通過すると、その通過熱量で動作室の氷を溶かし、水圧力及びリターンスプリング力で閉弁(止水)させます。
この時、通過水の多くが凍結寸前の温度であったり、急激に外気温度が下がった場合は排水量が増加し、逆の場合は僅かな排水量になります。(図-2)
STEP4
以後、STEP1〜STEP3の動作を繰り返します。
特徴
- 外気温度感知で開弁し、排水の通過で閉弁するため、無駄な水の放出が無く水の節約ができます。
- 外気温度が氷点下であっても、給水管内温度が凍結温度に達していなければ閉弁(止水)を持続し、無駄な水の放出が無く水の節約ができます。
- 動作部に水の自然現象による物性変化を利用しているため(感熱体エレメントを使用していないため)、以下のメリットがあります。
- 動作室の開閉弁温度は常に0℃であり、微妙な温度調整の必要が無く、水圧変化やエレメント固有のヒステリシスによ開閉弁温度のバラツキが無い。
- 開弁力が極めて大きいため、開閉弁動作に水圧変化の悪影響を受けない。
- 給水、給湯配管を問わず高温度(90℃)域までの使用できる。
- ワックスや揮発性物質を使用しないため、エレメント破損時のトラブルや、液洩れによる給水への混入が無く衛生的である。
- 気象状況に適応した排水をするため、排水を制御するオリフィスや定流量弁の内装が不要です。
- 独自の機構によりシンプルな構造で耐久性に優れています。
- 内接弁方式の弁構造により水圧力で確実に閉弁させる、また弁孔や排水孔が大きくとれるためゴミ、スケール等による閉塞がありません。
- ブロー弁の操作により点検が容易にできます。
- 作動は全て自力式であり、電力等の外部エネルギーは不要です。
- 取付けや点検が容易にできます。
用途
- 上水道、工業用水道、農業用水道、潅がい用水等のあらゆる配管。
- 温水ボイラ、湯沸器、太陽熱温水器等の高温水使用機器及び配管。
- 給水タンク、クーリングタワー、給水ポンプ、消火栓、スプリンクラー等の機器及び配管。
- 水道メータ、道路、鉄道、公衆トイレ等の施設機器及び配管。
注意事項
- 給水・給湯配管の途中や末端の最低温部に取付けて下さい。
- 取付前に配管内や管端のゴミ・スケールを取り除いて下さい。
- 取付け姿勢は排水側を下向きにして垂直に取付けて下さい。
- 保温施工しないで下さい。(配管部は節水上、出来るだけ保温施工して下さい)
- 特に風当たりの強い、厳しい気象条件下で使用する場合は排水側付近に適当な保温施工や風防等を設けて下さい。
(尚、下流側の水は圧送されませんからご注意下さい) - 取付け完了後ブロー弁を操作し、zero作動弁内部の空気を水と共に放出させて下さい。
(ブロー弁をドライバーで左に半回転し、そのまま5秒間位水を放出させ、その後ブロー弁を元通り締付けて、水の放出を確実に止めて下さい) - 排水場所に注意して下さい。(スリップ事故が起こらない箇所に排水して下さい)
※外観、仕様は予告なしに一部変更させて戴くことがあります。
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